大学入試の生物「遺伝」の問題を解くコツ|表を書いて考える基本の解き方

大学入試の生物「遺伝」の問題を解くコツ|表を書いて考える基本の解き方

高校生理科
2026/08/31

困ったときこそ「基本に戻る」!生物の遺伝問題を攻略しよう

大学入試に向けて生物の得点アップを目指すために、避けて通ることのできない分野の一つが『遺伝』です。

特に、比などが絡んだ問題では、数学のような計算をしなければならないこともあります。

文系で数学が苦手な生徒にとっては、問題集を閉じたくなる瞬間もあるのではないでしょうか。

しかし、計算方法が瞬間的に浮かんでこないからといって、諦める必要はありません!

実際に表を書いてみるという、少し古典的な方法でも、時間はかかりますが問題を解くことができます。

「遺伝」の問題、どうやって解く?

一週間ほど前、ある受験生がこんな問題を解いていました。

「AA、Aa、aaという遺伝子型のある野菜の株が2:2:1で存在し、これらの株で自家受精すると、次代はどんな割合で生じるか。」

その生徒の解答は、

[AA+Aa]:[aa]=7:3

というものでした。

解説には、

AA:Aa:aa=2+1/2:1:1/2+1=5:2:3=7:3

とだけ書かれていました。

確かに、この式を見てすぐに意味を理解し、答えを導ける生徒もいると思います。

では、この式を思いつかなければ解けないのでしょうか?

もちろん、そんなことはありません。

困ったら「表」を書いてみよう!

まずは、基本に戻って一つずつ考えてみましょう。

① AA × AA

AA × AAを表にしてみると、AAの遺伝子を持つ個体が4つできます。

つまり、

AA:Aa:aa=4:0:0

です。

② Aa × Aa

次に、Aa × Aaを表にまとめます。

すると、

AAが1つ、Aaが2つ、aaが1つ

できます。

つまり、

AA:Aa:aa=1:2:1

です。

③ aa × aa

最後に、aa × aaを表にしてみましょう。

すると、

aaの遺伝子型の個体が4つ

できます。

ここで一つ注意が必要です。

最初の条件では、

AA:Aa:aa=2:2:1

の割合で存在しています。

そのため、aa × aaの掛け合わせで生じた個体は、割合に合わせて2で割って考える必要があります。

すると、全体として、

AAが5つ、Aaが2つ、aaが3つ

となります。

したがって、

[AA+Aa]:[aa]=7:3

となり、答えを導くことができます。

スマートじゃなくてもいい!

この方法は、決してスマートな解き方とは言えないかもしれません。

また、式だけで解く方法と比べると、少し時間がかかるでしょう。

しかし、大切なのは、

「解き方が思いつかない=解けない」ではない

ということです。

どうしても解き方が思いつかないときは、表を書いてみる。

一つひとつの組み合わせを実際に書き出してみる。

そうすることで、時間はかかっても答えにたどり着くことができます。

困ったときほど「基本」に戻ろう!

勉強をしていると、

「こんな解き方、思いつかないよ……」

「解説を見ても、どうしてこの式になるのか分からない……」

ということがあると思います。

そんなときこそ、焦らずに基本へ戻ってみてください。

一見遠回りに思える方法でも、実際に手を動かしてみることで見えてくるものがあります。

困ったときほど、基本に返る。

これは生物の遺伝に限らず、さまざまな教科に共通する大切な考え方です。

この夏、学習空間に通う生徒のみなさんが、少しでも生物を得意になり、模試の点数を上げられますように☆

一緒に頑張っていきましょう!

最終更新: 2026/08/31

この記事を書いたのは

学習空間

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