
大学入試の生物「遺伝」の問題を解くコツ|表を書いて考える基本の解き方
困ったときこそ「基本に戻る」!生物の遺伝問題を攻略しよう
大学入試に向けて生物の得点アップを目指すために、避けて通ることのできない分野の一つが『遺伝』です。
特に、比などが絡んだ問題では、数学のような計算をしなければならないこともあります。
文系で数学が苦手な生徒にとっては、問題集を閉じたくなる瞬間もあるのではないでしょうか。
しかし、計算方法が瞬間的に浮かんでこないからといって、諦める必要はありません!
実際に表を書いてみるという、少し古典的な方法でも、時間はかかりますが問題を解くことができます。
「遺伝」の問題、どうやって解く?
一週間ほど前、ある受験生がこんな問題を解いていました。
「AA、Aa、aaという遺伝子型のある野菜の株が2:2:1で存在し、これらの株で自家受精すると、次代はどんな割合で生じるか。」
その生徒の解答は、
[AA+Aa]:[aa]=7:3
というものでした。
解説には、
AA:Aa:aa=2+1/2:1:1/2+1=5:2:3=7:3
とだけ書かれていました。
確かに、この式を見てすぐに意味を理解し、答えを導ける生徒もいると思います。
では、この式を思いつかなければ解けないのでしょうか?
もちろん、そんなことはありません。
困ったら「表」を書いてみよう!
まずは、基本に戻って一つずつ考えてみましょう。
① AA × AA
AA × AAを表にしてみると、AAの遺伝子を持つ個体が4つできます。
つまり、
AA:Aa:aa=4:0:0
です。
② Aa × Aa
次に、Aa × Aaを表にまとめます。
すると、
AAが1つ、Aaが2つ、aaが1つ
できます。
つまり、
AA:Aa:aa=1:2:1
です。
③ aa × aa
最後に、aa × aaを表にしてみましょう。
すると、
aaの遺伝子型の個体が4つ
できます。
ここで一つ注意が必要です。
最初の条件では、
AA:Aa:aa=2:2:1
の割合で存在しています。
そのため、aa × aaの掛け合わせで生じた個体は、割合に合わせて2で割って考える必要があります。
すると、全体として、
AAが5つ、Aaが2つ、aaが3つ
となります。
したがって、
[AA+Aa]:[aa]=7:3
となり、答えを導くことができます。
スマートじゃなくてもいい!
この方法は、決してスマートな解き方とは言えないかもしれません。
また、式だけで解く方法と比べると、少し時間がかかるでしょう。
しかし、大切なのは、
「解き方が思いつかない=解けない」ではない
ということです。
どうしても解き方が思いつかないときは、表を書いてみる。
一つひとつの組み合わせを実際に書き出してみる。
そうすることで、時間はかかっても答えにたどり着くことができます。
困ったときほど「基本」に戻ろう!
勉強をしていると、
「こんな解き方、思いつかないよ……」
「解説を見ても、どうしてこの式になるのか分からない……」
ということがあると思います。
そんなときこそ、焦らずに基本へ戻ってみてください。
一見遠回りに思える方法でも、実際に手を動かしてみることで見えてくるものがあります。
困ったときほど、基本に返る。
これは生物の遺伝に限らず、さまざまな教科に共通する大切な考え方です。
この夏、学習空間に通う生徒のみなさんが、少しでも生物を得意になり、模試の点数を上げられますように☆
一緒に頑張っていきましょう!
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